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ー美しい夏キリシマ
ー父と暮せば
監督 黒木 和雄

美しい夏キリシマ
1945年夏。南九州の霧島地方では、敵機グラマンが田園を横切り悠々と飛んでいく。15歳康夫は動員先の工場で空襲に遭い、親友を見殺しにしたという罪の意識から、毎日を過ごしていた。厳格な祖父・重徳は、そんな康夫を非国民とののしるが、大人たちの間にも混乱の空気は広がりつつあった。そんなある日、康夫は思い切って、死んだ友の妹・波に会いに行く。一度は追い返された康夫だが、再び許しを乞いに訪れた時、波からある命題をつきつけられる・・・

父と暮せば
井上ひさし傑作戯曲「父と暮せば」の映画化。広島の原爆投下から3年、生き残った後ろめたさから幸せになることを拒み、苦悩の日々を送る美津江。父竹蔵と悲しみを乗り越え未来に目を向けるまでの四日間の軌跡。美津江の恋のひらめきからこの世に戻った竹蔵の亡霊。監督黒木和雄はどこまでも具体的に現代的に被爆の悲劇を伝える為に描いて、同時に最悪の状況下でも、人間は常に未来をみていこうとする魂の強さを信じている。

広島に原爆が投下されたその瞬間、摂氏1万2000度の閃光が地上に降り注いだ。その温度は太陽二つ分の温度で、それが地上に降り注いだというのは筆舌に尽くしがたい。監督黒木和雄は原爆体験者としての過去を包み隠さずさらけだして、自身の体験を踏まえながら赤裸裸にそして真実を、映画という媒体を通して残そうとしている。黒木自身の被爆体験は友人が目の前で吹き飛ばされるという壮絶なものだった。この2本の作品に貫かれている生存者の“後ろめたさ”という感情は黒木自身のものであるのかもしれない。原爆という激しい題材をあえて3部作として発表することは、とても大変な事であるはずだし、戦争という真実を今でも、そしてこれからも形にして伝えていく事の重要性を体現している。
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