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シガテラ
作:古谷 実 
  全1-6巻

  前作ヒミズのテイストを引き継いだ青春物語。シガテラとは亜熱帯の毒魚による食中毒の総称。学校にいくと荻野は谷脇に毎日苛められるが、バイクと彼女南雲を希望の糧にして日々を過ごす。谷脇のいじめがある日突然終わり、南雲との幸せな日々が続くかと思ったが・・。
  稲中・グリーンヒルとは一転、‘笑い‘を抑えたシリアスでリアルな若者の苦悩と生活を描き出したシガテラ。主人公が持つ最大のキャラクターは、強烈なまでの自己嫌悪と向上心だ。心のベクトルが常に不安定な中でも荻野はより強く、誰かの為に生きる事を学んでゆく。荻野は周囲の人間に不幸の源だと言われる。ショックをうける。自覚していたからだ。荻野は常識人であるが故に周囲にある「異常」をよく観察している。自分がクラスの、社会のどのレベルにいるかを把握している。幸せになる事を恐れて、彼女がいなくなったらどうなってしまうのだろうと嘆く。荻野は至極当然に客観的に自分を受け入れていく。最終章で社会人になり’立派な大人’になった荻野は”自分はつまらなくなった”と呟く。17歳の”毒”を思い出す。荻野の中のシガテラとは何だったのだろう。

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