numbnessandsuprise

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部屋の植物が花をつけた。マンションのすぐ隣りを流れる目黒川、そこにある桜並木に呼応するように、この時期に、桜色の花びらだ。小ぶりながらも小粋な色である。しかし肝心のこの植物の名前を忘れてしまった。なんだかカタカナで長ったらしい、なんとも憶えにくい名前であったのだけは憶えているのだが・・。朝の5時。ある週末。兄の家で寝ていると窓の外から突然おたけびににた怒鳴り声が聞こえてきて、目をさます。血生臭いねたみそねみを含んだ、荒い声だ。女「いてえぇ。殴ったな、このやろう。ぜってー訴えてやる。まじぜってー訴える。」男「ちょっと待てよ。なんでそうなるんだよ。ああ?なんだこのやろう。訴える?ああ、いいよ。訴えてみろよ。このやろう」女「ぜってーだな?ぜってー訴えてやる。まじ超きれてるからあまじ、まじもう決めた。ぜってー訴えてやる。」タタタタ・・・ガーン、ガガガ、バーン カンカンカン。男「おい。まてよ。このやろう。」という会話がビル間に反響してすぐ側で聞こえてきた。カップルだろうか、ストレンジャーだろうか、彼らは約10分間程度の間にこの会話を二、三度ルーティーンしていた。途中のカンカンカンというのは階段をのぼる音、しかもその足音はどうやら兄のマンションにあがってきているらしかった。そう思うと、急にソワソワなんだか不安になってきた。この部屋に殴り込んできたらどうしよう・・・などとありえないことを考えて、あの二人大丈夫かなあ、今頃血だらけになってないかなあとか、明日の朝刊飾るかあとか、妄想は膨らむばかりで、目は冴えまくり、心配しまくり、こっちとしてはとんだ迷惑である。次の日。夕方。帰宅途中。BOOK-OFFによる。「恋の門」を読んでいると、近くのレジ付近で中年の客のおたけびににた怒鳴り声がきこえてきて、耳を傾ける。しかし話が奇天烈&支離滅裂で全然繋がっていない。男は鬼のような形相で額には怒りマークがあぁ。男「だからよ、俺のテレホンカードと、パスネットと、マイルドセブンの代金をお前は払えるのかって聞いてんだよ。」店員「はい・・あの・・買い取りするまでは品物はお客様のものですので、私どものほうでは責任を負いかねますのでお預かりする訳には・・・」男「お前らばいいよなあ、夜11時ぐらいまで適当に働きゃあいいもんなあ。おらあなあ、6時から仕事なんだよ。頑張って働いてんだよ。だからよ、俺のテレホンカードと、パスネットと、マイルドセブンの代金を払えるのかって・・・・・・きいてんだろうきゃぁあああややあ!!」ここで怒りはマックスに。店内の客は全員彼に視線を注ぐ。よく通る声だ。しかし、会話の意味が全然わからないのだ。なぜ今更、テレホンカードをもっているのか。そしてそれを使っているのか。どんな柄のテレホンカードなのか、なぜ、それをブックオフの店員にせがんでいるのだろうか。その後すぐに、怒りマークは店員のむなぐらをつかみ肩に何発かパンチをいれた。店員「あの・・暴力をふるわれますと、警察を呼ばなくてはならなくなりますので、ここは一つ落ち着いて頂いてですね、この件は後ほど・・」めちゃくちゃな敬語である。店員は冷静を保とうと必死だ。男「ああ?警察?上等じゃねえか、呼べよ。今すぐここで呼べよ。お前らに全ての非があるのは火を見るより明らかだあ!裁判でもなんでもしてみろやっぁ!こっちから訴えてやるよ。訴えてやるよ。」店内シー---ン。それからなにがどう解決したのかはわからないけれど、しばらくして、男は煙草を呑みながら雨の中を去って行った。店員は他の店員に、大丈夫か?と問われ、大丈夫だ。とだけ答えて、また本を整理していた。二日続けて、この「訴えてやるよ」という台詞を不覚にも、聞いてしまった。この時期人々はイライラしているのだろうか、花粉症のせいだろうか、更年期障害だろうか、季節の変わり目だからだろうか。「訴えてやる」という台詞はなんだか、今聞くと少し古くさい感じがする。昔のダチョウ倶楽部みたいだ。しかし哀愁と悲しみをふくんだ台詞にある意味感動しながら、今度どこかで使ってみるのもありなのかもしれない、と思った。

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Thank u

どうもありがとう。

Ms. mariko | URL | 2006-03-25(Sat)15:27 [編集]


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